平日のため、横浜までの道のりが憂鬱だ。スーツケースを持ってラッシュの通勤電車に乗らなければならない・・・幸いにも旦那が休みを取ってくれて、横浜まで来てくれることになった（成田まで、ではないところがうちの人らしい）。１９日間も留守をする極悪妻のために、うう、涙が出るほどありがたいことだ。いつものように成田に着き、チェックイン。体調がすこぶる悪いため、念のため聞くと隣が空いているという。そのままブロックをかけてもらったので、機内では少し横になることが出来て助かった。JALもたまにはありがたいことをしてくれる（帰りは散々だったが・・・）。
今夜は一旦空港を出てフランクフルトで１泊する。都合の良い乗り継ぎ便が取れなかったのを口実に、フランクフルトのヘキスト窯を見学するためだ。降りる時JALの地上職に市内までの行き方を再確認。ターミナルの移動はバスかと思ったが「スカイライン」という高所を走る軌道バスが使えるという。荷物をピックアップして入国する。審査官は若い女性で、何故か愛想が良かった。早速国鉄駅のあるターミナルへ移動、それにしても遠い・・・。
ターミナル１地下の近郊線（Sバーン）専用駅は、照明も抑えめでやっぱりあまり綺麗ではない。ガイドブックで自販機での切符の買い方を予習してきたが、今一よくわからない（だって、１０ユーロ紙幣しか持っていないのに紙幣口には５ユーロ札の絵しか描いていないんだもん・・・おつり出てこなかったら嫌じゃん）ので窓口へ。少し待たされて無事切符をゲット。発行年月が印字されているのでバリデートの必要はないらし（印字されていない物はしなければならないそうだ）く、そのまま地下ホームへ向かう。ホームの時刻表を見るが、いや、面白い。全日その駅の発着便が全て書かれている。上りも下りも関係ない、コレは結構わかりやすくて気に入ったぞ。
中央駅を通る列車に何とか乗り込む。とにかく荷物が重い、車体がこんなに高いとは！ 乗り込んでドア口に落ち着くと、発車間際に外からドイツ語で話しかけられた。おいおい、私だって旅行者だよう。「ハウプトバーンホフ（ドイツ語で中央駅）」という言葉だけ聞き取れたので頷くと、お兄ちゃんはすぐ乗って列車もすぐに出発した。念のため確認すると、やっぱり「中央駅に行きたい」で合っていた。よかった、ウソツキにならなくて。
１５分ほどで中央駅に到着。Sバーンは地下到着のため、ガラゴロ動いているエスカレータに乗って地上へ出る。意外と大きな荷物を持っている人が多い。地上はイメージする欧州の中央駅！ という感じで、かなり活気がある。インビス（ドイツ風スタンド、軽食や飲み物を売っている）の匂いがとても魅力的だ！ しかし、わき目もふらず（当然ながらスリや置き引きには注意しなければならない）ホテルを目指す。今夜の宿は駅すぐ右横の「エクセルシオール」というビジネスホテル。駅舎の中にも広告が出ているのですぐにわかった。しかし、驚くくらい日本人が多い。私がロビーに入ると日本人の団体がいたし、後からタクシーで到着した二人連れも日本人の女性だった。
ホテルは快適（まあ、ビジネスホテルだし）、種類は少ないがミニバーが飲み放題というのもポイントが高い。取り敢えず落ち着く前に一旦外に出て中央駅と周辺の写真だけ撮る。夕焼けの名残が美しい！ 結構寒い。夕食は飛行機に乗る直前に買ったおにぎりとタダのドリンクで済ます。
それにしても、ドイツの鍵（板状のプラスティックの真ん中辺りに穴が開いているタイプ）とは相性が悪い。何度やっても部屋の鍵を開けられない。四苦八苦していたら、丁度戻ってきた隣の部屋のオジサンが開けてくれた。うう、ありがとうございます・・・。
２日目