ここまでは良かったんですよ、ここまでは。
乗り継ぎのアテネ行きが、待てど暮らせど搭乗が始まらない。ろくな説明もないし、片言英語で聞いても何を言ってるんだかよくわからん。同じツアーの方が何人かいたけど、皆さん語学は似たり寄ったり。当然、他の日本人はほとんど見あたらないので、どうしようかなあとウロウロし始めたら、イタリア人のおじさんなんか、カウンターどんどんぶっ叩いてエキサイトしてるし・・・。
しかーし、天は見放しませなんだ。
イタリアからアテネへ入るという東急観光のエスコートツアーを発見! 優しそうな女性の添乗員さんに「どんな様子なんですかね?」と聞くと、「天候不良で飛べないと言ってますが、要領を得ないんですよ。今夜中には必ず飛ばすと言ってますが・・・。あ、夕食をどうにかしてくれと言ったら、スタンドのクーポンを出してくれるそうなので、良かったら頼んでみて下さい」と、親切に色々教えてくださいました。
まあ、そのうち飛ぶだろうと、もそもそサンドイッチをかじっていたら、腹立たしいことに、私たちが乗る一本後のアテネ行きが、定刻で先に出て行きやがった・・・。おいおい。何が天候不良だ!
結局、定刻より2時間ほど待たされて、ようやくテイクオフ。当然、アテネ着も二時間ほど遅れ、深夜12時過ぎ。
さすがに疲れましたね。
出迎えに来てくれた現地のエージェントのお姉さんも「抜かされちゃいましたねー、大変でしたねー」とすまなそうな顔。アリタリアって、こういうことはよく起きるのかしら。
とにかくホテルへ直行し、本当なら現地での注意事項とかクーポンの確認とかをしてくれるのだけど、とにかくもう遅いし、朝一番でミコノスへ立つカップルは残って、私たちは先に休ませていただくことにした。ホテルで待っていたマリソルの名物社長、H氏が、部屋の確認だけしてくれて(トラブルが多いのかしら)、「明日アテネ観光に出る前にオフィスに寄っていただければ、色々ご説明しますので」と言ってくれたので(本当は、日曜日はお休みらしいのだけど)、安心して就寝。